一つ目のご質問。 Time after time we learn that which we fear most in life never happens, or never happens exactly as we had dreaded.
ここ何故、dreaded でなく過去完了になっているのでしょうか。
never happen 自体に never happened が含意されるからでしょうか。
(私の答え)
まず、構文分析。
Time after time/ we 1<learn>2<> [3<{that (which we fear most in life)} {never happens}, 4<or> {never happens (5<exactly as> we had 6<dreaded>)}>].
1
learn: 学んで身に着ける。
例:Learn that which is worth remembering.(覚えるだけの値打ちのあることを学びなさい)。
この現在形、またこの learn の目的語となっている節内の現在形 happens は、事実・真理・習慣・反復を示す「学ぶものである」
2
接続詞 that が省略されている
3
S [←M] V1 or V2 Mの形
4
A or Bの形で、
(1)選択(AかBどちらか)
(2)列挙・譲歩(AとかB)
(3)言い換え(AすなわちB)、のうち(2)か(3)
例1: “Then, you will lose your citizenship.” “I hadn't thought of that.” 「そうしたら、君は市民権を失うよ」 「そんなことは思ってもみなかった」 have dreaded としてもよいでしょうが、現在との対比が意識されることになるでしょう。
例2: She had dreaded this as soon as the idea was put into her head. 「その考えが頭に入るや、彼女はこのことをひどく恐れたのだった」 She dreaded としたいところですが、恐怖が含意されるのでこれでよいのです。
二つ目のご質問。
I can’t fathom the connection—at least, to my mind, there’s no link between swimming and her folks splitting up—but I guess a reason is where you find it.
で、but 以下は「おそらくそこには何らかの理由があるのだろう」と訳してよいでしょうか。
[構文分析]
I can’t 1<fathom> 2<the connection>3<—>at least(4<,> 5<to my mind>4<,>) there’s no 6<link> 7<between> swimming 7<and> 8<her folks> 9<splitting up>3<—>10<but> I 11 <guess>[12<a reason> is 13<where> 14<you> 15<find it>].
1
「…を推測する」「…を理解する」
2
「関係」「つながり」
3
挿入の印
4
さらに挿入を示すカンマ
5
「自分の考えでは」
6
「つながり」connection の言い換え
7
「AとBとの間の」
8
one’s folks で「家族」
9
「破局を迎えること」
10
前節との対比を導く but
11
「推測する」fathom の言い換え
12
a は(1)数(一つ) (2)種類(ある類別に属するもの)、の二つの意味があり、(1)の意味だけのことも(1)(2)両方の意味のこともある。ここは(1)(2)両方。「何らかの理由」
13
where は、副詞、接続詞、代名詞の役割があり慎重に判断せねばならない。
ここは
(1)普通の関係副詞:in which で置き換えられる
(2)先行詞を含む関係副詞:the place(or situation) in which で置き換えられる
(3)接続詞:in the place(or situation) in which で置き換えられる、の三つが考えられるが、(3)。
14
特定の「あなた」なのか、一般人称の「人」なのかはここだけではわからないが、仮に「あなた」にしておく
15
it = connection。現在形 find は「体験して分かっている」。
それでここの一文は
I guess that a reason is in the place in which you find the connection).
と置き換えられ、 (前文で、自分ではその関係が全く分からないが、と但し書きを付けたのと対比させ)「(繋がりを証拠立てる)何らかの理由が、貴方がその(水泳と家族崩壊の)繋がりがあるものと納得している箇所に存在するものと思う」→「貴方が納得している以上、何らかの理由はあるといっていいのだろう」となるでしょう。