1. |
Remember the ordinary, if you can. Remember how New York City seemed at sunrise yesterday, as beautiful a morning as ever dawns in early September. |
|
|
•
|
dawns が①「夜明け」の意味の名詞か、②「夜が明ける」の意味の動詞か、について。
どちらにとっても、as beautiful 以下は sunrise に掛かる、として問題はなさそうです(New York City に繋がるとするのは、beautiful morningとイコール《be動詞で結べる》にならないので駄目。sunrise は「日の出の光景」ではなく「日の出時」を意味する=the time in the morning when the sun appears or full daylight arrives.) sunrise と dawn は同義語。 |
|
① |
の場合の分解
|
|
Sunrise yesterday was a beautiful morning.
(昨日の日の出時は美しい朝だった)
Dawns in early September are beautiful morning at any time.
(九月初旬の夜明けはいつでも美しい朝である)
前の as は指示副詞「そ(後の as 以下)の分だけ」、後の as は接続詞「…と同じ(分)」。
→いつも九月初旬の夜明けは美しい朝だが、それと同じく美しい朝だった昨日の日の出時(にニューヨークがどんな風に見えたか思い出してごらん)→いつもと変らず美しかった昨日の明け方 |
|
|
② |
の場合の分解 |
|
Sunrise yesterday was as beautiful a morning as dawns in early September at any time.
(昨日の日の出時は九月初旬ならいつもそうなる夜明けとなる美しい朝であった)
前の as は指示副詞「そ(後の as 以下)の分だけ」、後の as は a morning を先行詞とする主格の関係代名詞「…であるところの」。
→いつもと変らぬ昨日の美しい明け方 |
|
|
|
|
訳してみると同じになるように、どちらとも取れると思います。
行方さんが②としたのは、as 以下は名詞句で、節になっていないから as は「…として」の意味の前置詞、ということでしょうが、こうした主文, M(修飾要素).の形は説明が幾通りにもなされ、文法的に一つに定まらないことが多いのです(ここもそうで、①は as の前に being が略された分詞構文ともとれる)。 |
|
|
2. |
They are making war. They will not take the half-mile run and the long jump as a combination of fun and exercise, something from which they can return with relief and satisfaction to their normal pursuit outside the sphere of play, as mechanics or librarians or truck drivers.
*they は「オリンピック選手」、normal pursuit は「普段の仕事」 |
|
|
•
|
①as は前置詞で「mechanics, librarians, truck drivers としての普段の仕事」か、
②as は接続詞で「mechanics, librarians, truck drivers がそうするように」か。 |
|
|
|
②がよいと思います(文法的には①にもとれるが、説得性が弱くなる)。但し、「…そうするように(—ない)」ではなく、「…そうするようには(—ない)」の意味。
a combination of fun and exercise と something (何かあるもの→そういった類のもの)は、同格で言い換え。the half-mile run and the long jump(半マイル・レースと走り幅跳び)はその具体例。they can return from something to their normal pursuit. と読む。outside the sphere of play (遊びの世界の外側)は、直前の their normal pursuit に掛けるのが順当(…の外側にある)。as mechanics or librarians or truck drivers はあとに will take 〜 が略された接続詞と読むのが文の論理からいってよいでしょう。この場合、主文が否定形であり、as 以下はそれとの対比を示すため「as 以下のSがVであるようには(—ない)」の意味になるはずです。全体の訳は次の通り。
→オリンピック選手はまさに戦をしている。半マイル・レースや走り幅跳びといったものを、伊達に趣味と運動を兼ねた、それをすることで日常の何の変哲もない仕事にリラックスして気持ちよく戻れるような何かの活動としてやっているわけではないのだ。これは、機械工や図書館員やトラック運転手と全く異なるところである。 |
|
|
3. |
Did he in fact kill himself, or did he experience a momentary blackout and fall accidentally to his death? |
|
|
•
|
①「死につながる事故に巻き込まれた」のか
②「倒れてたまたま打ち所が悪く死んでしまった」のか |
|
|
|
これは明らかに②。
fall はSVMの形で、「…の状態で倒れる」。例:fall dead (倒れて死ぬ)。
to his death の to は「限界・程度」、もしくは「結果」を示す、ととるのが順当。
直訳すると「たまたま死に至るほどの倒れ方をした」「倒れてたまたま死に至った」。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|